Domaine Bernard Millot Meursault 2018

生産者情報

1800年ごろに最初の収穫を行った記述が残る古いドメーヌ、ベルナール・ミヨ。ベルナールの息子、若き4代目のエミリアン・ミヨが運営するこの小さな8ヘクタールのドメーヌは華々しいドメーヌがひしめくムルソーの村のなかにひっそりと佇んでいます。今、ムルソーに求められるテロワールを表現したフレッシュ感、さらにはそのヴィンテージの特徴をワインに最大限表現するために畑ではほぼビオロジックで栽培、しっかりとブドウが完熟するのを待って収穫します。カーヴでは自然酵母のみで補糖ゼロ、新樽使用率を20%までにとどめるほかバトナージュも一切行いません。志高いエミリアンが目標とするのははす向かいのアルノー・アント。将来が楽しみなドメーヌです。

wine

ムルソーに分散する小さな区画（ゆるやかな斜面上部Les Crous、プルミエ・クリュPorusotの下のLes Crototsを主に2～4区画）のブレンドによるキュヴェ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　通常他のワインは区画ごと、テロワールごとに瓶詰めしますがこのワインは例外的にブレンドにより複雑味を出します。「2018ヴィンテージは、しっかりとした骨格とボリューム感があり、バランスの良さが際立っている。味わいを美しい酸が支えると共に引き締めており、2018ヴィンテージにありがちな重さを感じさせず、長く続く余韻と塩味を後味に残す。香りには、ミックスフルーツ、柑橘類と桃、洋ナシ、良く熟したグレープフルーツをブレンドしたような香りがある。長い期間暑さが続いたヴィンテージだったけれど、重ったるいワインにはならずに十分な酸とバランスの良いものができた。これは畑、そして醸造段階でも丹念な仕事を積み上げた結果のたまもの」（ベルナール・ミヨ）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

栽培・醸造

10%のみ新樽使用、一部フレッシュ感を出すアカシアの樽を使用し12ヶ月間熟成。