Domaine Barge Côtes du Rhône Loch Ness 2021

生産者情報

コート・ロティで初めて瓶詰を行った生産者としても知られ、1860年創業以来のワイン造りの伝統を忠実に守り続けるバルジュ。コート・ロティの各テロワールの個性が如実にワインに表現出来るよう、化学肥料や除草剤は不使用、限りなくビオロジックに近い栽培方法を採用しています。バルジュではアルコール発酵前のコールド・マセラシオンやピジャージュ、ルモンタージュのような手法は使わず、ステンレスタンク内に引っかけた網のような蓋でゆっくりと果帽を液体に沈め色素やタンニンを優しく抽出、天然酵母のみで醸造します。赤ワインの熟成には600リットル入りの樽を使用し、12～24ヶ月間の熟成中に澱引きを3～4回行うのみで、清澄も濾過もなく瓶詰し心に染み入るような、滋味あふれるワインが生み出されます。

wine

2019年に代替わりしたことで、別会社を立ち上げて新しいことを始めたジュリアン・バルジュ。ビオロジックを行う友人の生産者たちからブドウを買って造るコート・デュ・ローヌがその一つ。このアペラシオンは大きすぎて販売するのは簡単でないし、頑張っている生産者たちを応援するためにも、とジュリアン。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　また、ジュリアンの奥さんはポーランド出身。この国では動物をラベルに描いたワインがポピュラーなので、いろいろと考えた結果ネッシーが採用されました。ポーランドのみならず今ではフランスでも大人気となっています。

培・醸造

コンクリートで醸造後、コンクリートと樽で熟成。無清澄、ノンフィルターで瓶詰。SO2添加量を控えて造った、程よくナチュラル感のある赤。