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Domaine de l'Aumonier

ドメーヌ ド ロモニエ

トゥーレーヌの東のはずれ、Couffyにあるソフィーとティエリー・シャルドンのドメーヌ・ド・ロモニエ。1996年、2人はソフィーの祖父母の畑を受け継ぎゼロからヴィニュロンの道へと進みました。もともと小さな畑で育てたブドウを協同組合へ売るつもりだったものの、2人が一念発起したちょうどのタイミングで地元の生産者が引退を理由に畑を売りに出すことを知りその畑を購入、栽培から瓶詰、販売までを2人で行う決心をしドメーヌ・ロモニエをスタートしました。

はじめ10ヘクタールほどだった畑は現在36ヘクタールまで拡大、当初から自然に最大限配慮した栽培を行っていましたが、2021年からはビオディナミへ移行。フランス国内はもとより海外の取引先を多く抱え、特にプロフェッショナルの間で人気が高く、品質の高さに定評があります。

*ロモニエ(l’Aumonier)の名前はソフィーの祖父母の姓、教会や寺院に属さず組織のなかで働く聖職者を意味する言葉です。

 

   パリ盆地の南西にあり、やや波打った形の高台にある計5,000ヘクタールがトゥーレーヌに指定されており、一年を通して穏やかな大西洋気候に恵まれています。

シェール川の南ドメーヌの所在地シェール川のほとりのCouffy、それに加えMareuil sur Cher、Seigyの3つのコミューンに所有畑があり、土壌は白亜の石灰質テュフォーを母岩とした粘土石灰質主体。場所により火打石(シレックス)の小石も混ざります。

生産量の70%はソーヴィニョン・ブランを主体に白ワインが占め、その他シュナン・ブラン、シャルドネを栽培。赤ワイン用の品種はガメイ、コー(マルベック)、カベルネ・フラン、ピノ・ドニス、グロロー。

 

 

ロモニエのフィロソフィー
★栽培
長年ビオロジックで栽培してきましたが、ビオディナミへの転換のために準備と研究を重ね、2021年からはビオディナミに転換。畑は一畝ごとに雑草を残し、ブドウと草の適度な競争状態を作り出しています。草は生態系のバランスを保ち、水分や温度の調整を行うだけでなく、二酸化炭素を分解する役割を担います。
基本的なビオディナミの調合材に加えて、霜の予防や事後対策として西洋カノコソウ、西洋ノコギリソウ、タンポポ、カモミールなどのハーブ類をブドウの成長を助けるために使用。

★醸造
良いワインを造るために、完熟した良いブドウを収穫することがまず第一。自然酵母のみを使用してゆっくりと時間をかけて醸造、亜硫酸の使用はアルコール発酵後とボトリング時のごく少量にとどめています。ブドウの複雑な味わいを表現するために樽は一切不使用、醸造・熟成時の添加物も亜硫酸以外は無添加です。キュヴェによっては無清澄、ノンフィルターで瓶詰。