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Domaine de Gour de Chaulé Gigondas Cuvée Tradition 2021

Domaine de Gour de Chaulé Gigondas Cuvée Tradition 2021

ドメーヌ・デュ・グール・ド・ショレ ジゴンダス・キュヴェ・トラディション


1900年から始まり、女性が守り続けるドメーヌ

生産者情報

1900年ウジェーヌ・ボンフィスによりスタートしたジゴンダスのドメーヌ、グール・ド・ショレは以後3世代に渡り女性が守り続けています。所有する畑は全部で10ヘクタール、23の区画はそれぞれテロワールや日当たりが異なる粘土砂質土壌。この多様なテロワールの組み合わせがワインに得も言われぬアロマや奥行きをもたらしています。平均樹齢は55年以上、古いものは100年以上に及びます。果梗や種までしっかりと熟したのを待って収穫、コンクリートタンクで醸造、フードルと呼ばれる大樽で12ヶ月、その後12ヶ月タンクでの熟成を経て瓶詰めされます。テロワールの個性と本来のジゴンダスらしさを追い求め、ピュアな果実味をマスキングしないためにも新樽の使用は必要でないと言い切ります。

wine

粘土砂質土壌の柔らかさが手に取るようにわかるジゴンダス。完璧主義のステファニー・フモゾの生みだす女性的な柔らかさもワインの中に感じ取ることができます。石灰土壌から生まれるジゴンダスとは対比的です。

2021年は一言で「熟すのに時間を要したヴィンテージ」。フランスの他の地域同様、4月の霜害に象徴される年で、寒さと日照不足も重なり、芽吹きから収穫まで例年よりも遅くグール・ド・ショレの歴史のなかでも3つの指に入る遅さとなりました。その一方、雨不足による乾燥が目立った例年に比べると春と秋の雨が多く、水不足には陥らなかったものの、収穫時の選別を普段以上に厳しくする必要がありました。
6月10日に芽吹きが見られ、花ぶるいなどもなく順調に夏にかけて成長が進みました。十分な日照と涼しい夜の寒暖差はフレッシュな酸を付与、9月22日にスタートした収穫は10月9日に終了。果皮がこの20年で最も厚く素晴らしい状態で、フェノール類のポテンシャルも見事、窒素を十分に含み発酵も順調に進めることができました。3~4週間かけてゆっくりと醸造、ピノ・ノワールのようなエレガントなグルナッシュを造りたいという思いから近年はより抽出を少なく心掛けています。終わってみれば、天候の変化に悩まされた年でもありましたが、美しい酸、アルコール度数を見ると先祖たちが造ってきたような魅力的なものになったとステファニーは言います。

栽培・醸造

手摘みで収穫、選別を厳しく行い除梗はしません。温度管理機能の付いたコンクリートタンクでマセラシオン、アルコール発酵。天然酵母のみを使用し、朝と夜こまめにチェックを繰り返します。発酵は3週間にわたり、ルモンタージュとデレスタージュ(発酵中に液体の部分のみを数時間他のタンクに移し、残った果皮や種がその間空気に触れることにより色素やタンニンがより抽出されるようにする作業)、テイスティングを繰り返します。その後別の樽に移し替え、マロラクティック発酵と澱引きを終え初めてアッサンブラージュされます。熟成はフードルと呼ばれる大樽で12ヶ月間、そしてその後再び12ヶ月間今度はタンクで熟成を経て、瓶詰されます(清澄なし、ノンフィルター)。

ぶどう品種 グルナッシュ80% シラー10% ムールヴェードル10%
サイズ 750ML
タイプ 赤ワイン
生産者 Domaine de Gour de Chauléドメーヌ・デュ・グール・ド・ショレ
生産地域 VALLÉE DU RHÔNEヴァレ・デュ・ローヌ